ゴルフと健康

公益財団法人日本ゴルフ協会では、ゴルフを通じて国民の幸福と健康維持増進に寄与し広く社会に貢献すること、また健康維持増進のための「生涯スポーツ」「国民スポーツ」としてのゴルフを社会に認知させ広く普及させることを目的とし、「ゴルフと健康」「ゴルフ健康週間」の普及活動を行っています。
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■「ゴルフと健康」「ゴルフ健康週間」ロゴマーク&タイプのダウンロードは以下のボタンから
本活動にご賛同された施設、団体、企業、自治体の皆様がゴルフと健康に関する各種イベント、広報活動を行われる際に本ロゴマーク及びロゴタイプの積極的なご活用をお願いいたします。

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■Golf is Good!
世界のゴルフの総本山であるR&A( Royal and Ancient Golf Club of St Andrews )が作成した「ゴルフと健康」動画の日本語版を公開いたしました!
ゴルフ場、ゴルフ練習場、関連団体、個人の方もぜひ動画をご利用ください。

ご注意:本動画・静止画に関わらず本件の著作権、その他の権利は公益財団法人日本ゴルフ協会が有しています。
いかなる目的であれ、本動画及び静止画に関する無断での改変、修正、追加など一切の誤認を生じさせる一切の行為を禁止いたします。

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Golf is Good! 60秒+Health Benefits
Golf is Good! 60秒
Golf is Good! 30秒
Golf is Good! 15秒

ゴルフをすることによる健康効果は大きい

ゴルフは、子供から100歳を超える超高齢者まで楽しめるスポーツです。屋外の新鮮な空気の中で、さまざまな形で、さらには屋内でもプレーすることができます。ゴルファーは運動を楽しみ、ゴルフは精神的な健康も増進させることができるのです。さらには、ゴルフの大会で、応援する選手と一緒に歩くのも楽しいものです。

 

「ゴルフと健康」に関する調査 ースコーピング研究ー

寿命の延伸

―ゴルフをする人はしない人に比べて平均で5年長生き―

スポーツ医学及び科学のスカンジナビアン・ジャーナルに、スウェーデンゴルフ連盟の会員30万人(性別、年齢、社会経済的なグループを問わず)において、死亡率が40%減少し、寿命が約5年延びたという画期的な研究結果が発表されました。

身体的健康の強化

ーゴルフは様々な生活習慣病の予防や治療に有効ー

ゴルフは、身体活動として、糖尿病、心臓発作、脳卒中、乳がん、大腸がん、うつ病、認知症などを含む40の主要な慢性疾患の予防と治療に役立ちます。その他の研究では、ゴルフをする人たちは、心疾患や脳卒中の危険因子であるコレステロールや血圧が低下していることが明らかになっています。

ーゴルフは中強度の身体活動に相当ー

ゴルフによる活動量は、国際的に有名な身体活動定量化の出版物『身体活動の概要』を含めた多くの資料で強調され、WHOやアメリカ、イギリスなどの政策立案者がゴルフを推奨しています。
人にとって適度な強度の活動とは、1分間に座っている時に比べて3〜6倍のエネルギーを消費するほど迅速に体を動かすか、さらに激しく動く活動のことです。ゴルフはこれに該当し、このことに大きな意味があります。さらに、ゴルフをすることで高齢者のバランスを保つ能力と筋肉の持久力は向上し、心血管系、呼吸器系、代謝系の健康状態の改善と代謝の向上が促されます。

「心の健康」への影響

ーゴルフは人々の社会的な交流を高めるー

ゴルフは人々の社会的な交流を高め、個人の健康と自尊心を高め、心配性、うつ病、認知症のリスクを減らすことに役立ちます。また、5年以上の社会的孤立は、高齢者の最大の健康リスク要因であることが明らかにされています。ゴルフに参加することで、この様な社会的な交流の不足を解消することができます。

身体活動としてのゴルフ

―カートを使うより歩く方が良いー

ゴルフクラブを担いで歩く、または手引きカートを利用することは、ゴルフカートに乗るよりもはるかに大きなメリットがあります。

―メリットがリスクを大きく上回るー

ゴルフをプレーすることで怪我や病気などのリスクは伴います。しかし、その発生率は低く、7分間のウォーミングアップで軽減できます。また、ゴルフは日焼けしやすいですが、適切な日焼け止めで、それを軽減することができます。その一方、新鮮な空気と太陽光に触れることで体内のビタミンDの生成に役立ちます。

 

ゴルフ観戦に関する研究

ゴルフ観戦は1日10,000歩以上の歩行を促す

2017年7月に発表された調査では、スコットランドで開催された「2016年ポール・ローリー・マッチプレー」の観客のおよそ83%が、推奨される1日歩数、あるいは、それを上回る歩数を歩いていました。一般的に1日あたり10,000歩を歩くことが推奨されていますが、研究に参加した339名の観客の1日平均は、11,589歩を記録しました。観客は平均約8~9㎞を歩き、1日あたり1,000カロリー以上を消費した事になります。

ゴルフ観戦は精神的な健康や心理的効果をもたらす

ゴルフ観戦では、観客が緑の中で長い時間を過ごし、友人や家族と交流する。このことが、精神的な健康や心理的な安定を取り戻す為に有効であるということが示唆されています。

ゴルフ観戦では男性は女性よりも多く歩く

英国のスポーツ医学雑誌であるBJSM(British Journal of Sports Medicine)やBMJ Open Sport & Exercise発表された研究では、ゴルフ大会での観客の身体的活動に歩数計データを使用して検討した結果、男性は女性よりも1日に1,800歩ほど多く歩いていることが明らかになりました。

ゴルフ観戦の動機は「もっと活動的になりたい」

ゴルフイベントに参加する重要な理由として、観客の多くが運動や身体活動を上げ、60%の観客が、「もっと活動的になりたい」と回答しています。

 

 

 

 

体力とバランスに関する研究

ゴルフをする高齢者には、体力とバランス能力の向上が期待できる

サウザンプトン大学と南カリフォルニア大学(USC)が、2年間に渡る2群間比較試験を実施した結果、ゴルフをする高齢者は、体力とバランス能力に関するゴルフのメリットを実感することが示唆されました。さらに、体力とバランス能力を向上させることも可能であることが示されました。
さらに多くの研究が以下のような成果を示しています。

  • ゴルフトレーニングプログラム参加者には、筋力、パワー、持久力、バランス、柔軟性、歩行能力の向上が見られた。
  • 80歳以下のゴルフをする人は、同年代の座りっぱなしの人に比べ、体力・バランス力共に上回っていた。
  • ゴルフをする人は、しない人に比べて、動的バランスと静的バランスが共に優れていた。
  • 握力、クラブのスイング、歩行能力、スクワットなどを検証した結果、ゴルフをする人は、しない人に比べて手足の筋力とバランス力が優れていた。

 

この記事は、R&A Golf and Health 2016-2020.から、日本語訳し、要約、抜粋したものです。
> 原文はこちら

 

 

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